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いびき・日中の眠気をそのままにしていませんか? 睡眠時無呼吸症候群(SAS)を疑ったときの相談目安と受診の流れ

こんにちは、担当Mです。

「いびきが大きいと言われたことがある」「しっかり寝たはずなのに、昼間に強い眠気がある」「朝起きても疲れが抜けない」。

こうした症状があっても、忙しい毎日の中では「少し疲れているだけかも」と見過ごしてしまいがちです。
でも、もしそれが睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインだとしたら、早めに相談することで、今より楽に過ごせるきっかけになるかもしれません。
SASは、睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりする病気で、高血圧や糖尿病などとの関連も指摘されています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が気になるとき、まず知っておきたいこと

無呼吸やSASという言葉を聞くと、「大きな病気なのかな?」「大がかりな検査になるのかな?」と不安になる方もいらっしゃいます。ですが、最初に大切なのは、ご自身で決めつけることではなく、気になる症状や状態を医師に伝えてみることです。
ご本人は気づいていなくても、ご家族から「いびきがひどい」「寝ている間に呼吸が止まっていた」と言われたことが、相談のきっかけになることもあります。

こんなときは相談のきっかけになります

・いびきが大きいと家族に言われる
・寝ている間に呼吸が止まっていると指摘された
・朝起きてもすっきりしない
・日中に強い眠気やだるさがある
・夜中に苦しくて目が覚めることがある

これらがあるから必ずSAS、というわけではありません。ただ、「相談してみる理由は十分ある」と考えてよい症状です。

医療機関への受診を迷っている方へお伝えしたいこと

患者さんとお話ししていると、「もう少し様子を見てからにしようと思っていました」という声はとても多いです。
特に、いびきや眠気は身近な症状なので、医療機関に行くほどではないと感じやすいのだと思います。

でも、症状が続いているときは、我慢するよりまず一度医師に相談してみたほうが安心です。
検査が必要なければそれで安心できますし、必要であれば次の流れを丁寧に案内してもらえます。

「まだ受診するほどではないかも」と思いやすい理由

SASは、痛みのようにすぐ困る症状ではないぶん、後回しになりやすい面があります。また、ご本人より先にご家族が異変に気づくこともあるため、「自分ではそこまで困っていない」と感じる方も少なくありません。
だからこそ、家族の指摘も大切なサインとして受け止めていただきたいと思います。

相談すると、いきなり治療になるわけではありません

患者さんにとって気になるのは、「相談したら一気に話が進みすぎるのではないか?」「誰かに相談したり、考える時間ってあるかな?」などと情報過多で困ってしまうことだと思います。でも安心してください。受診したからといって、すぐに治療が始まるわけではありません。まずは症状を伝え、必要であれば簡易的な検査から実施していく、という流れです。順番に確認しながら進めてもらえるので、まずはその一歩目として医師への相談を考えてみてください。

医療機関では、どんなことを相談すればよい?

受診するときは、難しくまとめなくても大丈夫です。普段困っている睡眠に関することを、そのまま伝えるだけで十分です。
たとえば「昼間に眠くて仕事に集中しづらい」「家族にいびきを指摘された」「朝からだるい」など、日常の困りごとは大切な情報になります。

医師に伝えやすい内容

ご自身で感じていること

・朝のだるさ
・日中の眠気
・夜中に何度も目が覚める
・寝ても疲れが取れない感じ

ご家族に言われたこと

・いびきが大きい
・呼吸が止まっていた
・寝ているときの様子が苦しそうだった

生活の中で困っていること

・仕事中に集中しづらい
・運転中に眠気が気になる
・以前より疲れやすい

こうしたことを話すだけでも、受診のきっかけとしては十分です。

受診後の流れはどう進む?

ここは、事前に大まかに知っておくと安心しやすい部分です。
SASが疑われる場合は、まず医師に相談し、そのあと必要に応じて検査の案内を受ける流れになります。

1. 医師に相談する

最初は、症状や気になっていることを医師に伝えます。ここで検査が必要かどうかを見てもらいます。

2. 事前の説明を受ける

検査が必要になった場合は(当社へ依頼が来た場合)、お電話などで検査の流れや機器の受け取り方法について説明があります。
初めての方でも進めやすいよう、順番が整理されています。

3. 自宅で検査する

検査機器が届いたら、ガイドを見ながら自宅で検査を行います。医療機関に何度も通ったり、入院したりしなくても進められる方法も用意されていますので、患者さんにとっても安心して検査していただけます。

4. 機器を返却する

検査後は、同梱の封筒や伝票を使って返却します。自宅やコンビニから返却できるため、負担も大きくなりにくい形です。

5. 結果を医療機関で確認する

返却されたデータは解析され、その結果が医療機関へ送られます。そのうえで、今後どうするかを相談していきます。

検査が必要になった場合も、過度に心配しなくて大丈夫です

検査と聞くと、「難しそう」「ちゃんとできるか心配」と感じる方は多いと思います。
自宅で行える検査が用意されており、写真や説明を見ながら、落ち着いて進めていただけます。

自宅で進められることが安心につながります

病院で一晩過ごすことに不安がある方や、仕事や家事で時間を作りにくい方にとって、在宅検査ができることは大きな安心材料です。
必要に応じて行われる精密検査についても自宅で受けていただける体制となっており、睡眠の深さや質まで確認することが可能です。

わからないまま一人で進める形ではありません

検査機器だけが届いて、あとは自己流で、というわけではありません。
手順の説明やガイドが用意されており、わかりやすく整理されていますので、「自分にできるかな」という不安も和らぎやすくなります。

検査だけで終わらず、その先を見据えることが大切です

SASは、検査を受けて終わりではありません。必要に応じて、その後の治療方針を決めるための大切なステップです。
結果に基づく医療機関の判断・指示のもとでSAS治療(CPAP療法など)を進めていただくことになります。検査からその先まで見通しを持てる点は、患者さんにとって安心しやすいポイントです。

まとめ

いびきや日中の眠気は、つい後回しにされやすい症状です。でも、毎日のことだからこそ、「少し気になるな」と思った段階で相談してみることには意味があります。
受診したからといって、すぐに大がかりな検査・治療になるわけではありません。
必要があれば検査へ進み、必要がなければ安心できる。それだけでも、相談する価値は十分あります。
気になる症状がある方は、まずは医療機関に相談するところから始めてみてください。

参考文献

  • 日本呼吸器学会(市民向け解説)
    https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/i/i-05.html
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット
    https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/heart/yk-026.html
  • 厚生労働省 睡眠ガイド2023
    https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf

いびきや日中の眠気が続く方は、まずは医療機関にご相談ください

ご家族からの指摘や、ご自身の眠気・だるさが続いているときは、一度相談してみることをおすすめします。必要に応じて、検査やその後の流れを案内してもらえます。
早めに相談することで、不安が整理されることもあります。

 

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