ZONE Helping sleep

Sleep Medical
Journal

睡眠の検査って大変? 睡眠検査の種類と違いを患者様向けにわかりやすく解説します

こんにちは、担当Mです。

「SASの検査を勧められたけれど、何をするのかよくわからない」
「PG検査とPSG検査って、名前が似ていて違いがわからない」

こうしたご相談は、患者さんから本当によくいただきます。
検査と聞くと、それだけで少し身構えてしまいますよね。特に睡眠の検査は、「入院が必要なのでは?」「機械をたくさんつけるのでは?」と不安になる方も多いです。
ですが、ゾーン株式会社ではご自宅で進められる検査の流れがあり、最初にポイントがわかれば、思っているより落ち着いて受けていただけることも少なくありません。

SAS検査とは?

SASとは、睡眠時無呼吸症候群のことです。
眠っている間に呼吸が止まったり、浅くなったりする病気で、朝起きても疲れが取れない、昼間に強い眠気がある、大きないびきをかく、といった症状につながることがあります。高血圧や糖尿病などの生活習慣病との関連も指摘されています。

SAS検査は、こうした症状の背景に睡眠中の呼吸トラブルがないかを調べるための検査です。
「なんとなく眠い」「いびきが気になる」という段階では、ただの疲れだと思ってしまう方も多いのですが、検査を受けることで状態がはっきりし、その後の治療や対策につなげやすくなります。

こんな方は検査を考えてみてください

SASが疑われるサインとして、次のような症状が紹介されています。

よくある症状

  • いびきがひどい
  • 寝ているときに呼吸が止まっていると言われた
  • 朝起きたときに頭痛がある
  • 起きても疲れが残る
  • 日中に強い眠気やだるさがある
  • 夜中に苦しくて目が覚める
  • 夜間に何度もトイレに起きる
  • 集中力や記憶力が落ちた気がする

ご家族に指摘されて気づくこともあります

患者さんご本人よりも、先にご家族が気づくこともあります。
「いびきが大きいよ」「呼吸が止まっていたよ」と言われたことがある方は、一度相談してみる価値があります。睡眠中のことはご自身ではわかりにくいので、周りの方の声も大事なきっかけになります。

SAS検査の流れ

SAS検査は、在宅で進める流れが整っています。
大まかな流れはとてもシンプルです。

1. 医師に相談する

まずは、いびきや眠気など気になる症状を医師に相談します。必要があれば、医療機関から検査を依頼してもらいます。

2. 電話で説明を受ける

検査の内容や、機器セットの受け取りについて電話で案内があります。
ここで事前に説明があるので、「いきなり機械が届いて困る」という流れではありません。

3. 機器を受け取り、自宅で検査する

検査機器セットを受け取ったら、同梱のガイドを見ながらご自宅で検査を行います。
初めての方にもわかりやすいように案内されているため、落ち着いて進めやすい形です。

4. 機器を返却する

検査が終わったら、同封の封筒や着払い伝票を使って返却します。
ご自宅やコンビニから返せるので、返却の負担も比較的少なく済みます。

5. 医療機関で結果を確認する

検査データの解析後、結果は医療機関に送られます。
その結果をもとに、今後どうするかを医師と相談していきます。

PG検査とPSG検査の違い

SAS検査には、主にPG検査PSG検査があります。
名前だけ見るとわかりにくいのですが、簡単にいうと、PG検査は簡易検査、PSG検査はより詳しく調べる精密検査です。

PG検査とは

PG検査は、簡易検査(ポリグラフィー検査/Polygraphy)です。
睡眠中の酸素飽和度、呼吸、脈拍数、体動、エアフロー、いびき、体位などを調べて、SASの可能性をみていきます。まず最初の入口として行われることが多い検査です。

PSG検査とは

PSG検査は、精密検査(ポリソムノグラフィー検査/Polysomnography)です。
PG検査でみる項目に加えて、脳波、眼球運動、おとがい筋の筋電図なども測定し、睡眠の深さや質までより詳しく確認します。つまり、「呼吸がどうか」だけでなく、「睡眠そのものがどうなっているか」まで、より丁寧に見る検査です。

PG検査はどんな検査?

PG検査は、在宅で行える簡易検査です。
機器を装着して寝ていただき、睡眠中の呼吸や酸素の状態を確認します。

PG検査では、主に酸素飽和度や呼吸の状態、脈拍、体動などを測定し、SASの可能性を評価します。

PG検査の安心ポイント

動画マニュアルなどもご用意しているため、装着手順を見ながら安心して進めていただけます。
6時間以上の装着が推奨されており、夜中に起きた場合でも電源を切らず、そのまま測定を続けていただけます。

PSG検査はどんな検査?

PSG検査は、より詳しく睡眠の状態をみる精密検査です。
呼吸や酸素の状態だけでなく、睡眠の深さや質まで確認するため、必要に応じて行われます。

PSG検査では、呼吸や酸素の状態に加えて、脳波や眼球運動、筋電図などを測定し、睡眠の状態を総合的に評価します。

PSG検査の安心ポイント

精密検査という言葉だけで、ぐっとハードルが上がるように感じるかもしれません。
ゾーン株式会社のホームページでは、写真や動画を使って装着方法が細かくご案内しており、自宅で進められるよう工夫されています。
「難しそう」と感じる方ほど、最初に流れを知っておくことで、気持ちがかなり楽になることがあります。

どちらの検査を受けるかは自分で決めるの?

基本的には医師の判断で進めていく形になります。
ですので、「PGとPSGの違いを完璧に理解してから受診しないといけない」ということはありません。
まずは症状をきちんと伝えて、必要な検査につなげてもらうことが大切です。

最初から全部わからなくて大丈夫です

患者さん向けのご案内をしていると、「SASや検査について詳しく知らないまま相談してもいいですか」と聞かれることがあります。
もちろん大丈夫です。眠気やいびきで困っていること、ご家族に指摘されたこと、朝つらいことなど、今感じていることをそのままお伝えください。

検査を受ける前に知っておくと安心なこと

在宅で進められる

「睡眠の検査=入院」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、ゾーン株式会社の検査ではPG検査もPSG検査も在宅で進めることができます。通院や入院の負担が気になっている方には、大きな安心材料です。

事前案内がある

電話での説明や、機器セットに同梱されたガイドがあるので、「何をしたらいいかわからないまま始まる」ということはありません。
初めての方でも、順番に確認しながら進めていただけます。

検査は“怖いもの”ではなく“状態を知るためのもの”

検査という言葉だけで不安になる方も多いですが、SAS検査は「あなたの睡眠の状態を知る」ためのものです。
原因がわからないまま我慢を続けるより、今の状態を確認できることのほうが、安心につながることもあります。

ちなみに、睡眠の検査には、その他の睡眠障害を鑑別するために行う下記のような検査もあります。

睡眠ポリグラフ検査 (入院PSG検査)

ポリソムノグラフィーPolysomnography:脳波、呼吸、心電図、筋電図などを一晩かけて測定する精密検査。

睡眠潜時反復検査 (MSLT)

マルチプル・スリープ・レイテンシー・テストMultiple Sleep Latency Test:日中の眠気の強さを客観的に評価する検査。ナルコレプシーなどの診断に用いられる。

覚醒維持検査(MWT)

メインテナンス・オブ・ウェイクフルネス・テスMaintenance of Wakefulness Test:眠い状況でどの程度覚醒していられるかを調べる検査。

まとめ

PG検査とPSG検査は、どちらもSASを調べるための大切な検査ですが、
PG検査は簡易検査、PSG検査はより詳しくみる精密検査
と考えるとわかりやすいです。

いびき、日中の眠気、朝のだるさなどが気になっている方は、まずは相談してみてください。
睡眠の悩みは後回しにしやすいのですが、毎日の体調に大きく関わることです。難しく考えすぎず、「自分の状態を知ってみようかな」という気持ちで一歩進めていただければと思います。

参考文献

  • 日本呼吸器学会(市民向け解説)
    https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/i/i-05.html
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット
    https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/heart/yk-026.html
  • 厚生労働省 睡眠ガイド2023
    https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf

いびきや日中の眠気が気になる方、SAS検査について詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。
検査の流れや受診の進め方も、わかりやすくご案内いたします。

この記事をSHAREする

  • Facebookでシェア
  • このエントリーをはてなブックマークに追加