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PG検査とは? 自宅でできる睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査をわかりやすく解説

こんにちは、担当Mです。

「いびきが大きいと言われることがある」
「昼間に強い眠気がある」
「朝起きても、なんだかすっきりしない」

そんなお悩みがある方にとって、気になってくるのが睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。
けれど実際には、「検査って大変そう」「入院が必要なのでは」と、不安を感じて一歩を踏み出しにくい方も少なくありません。
そんなときに知っておいていただきたいのが、ご自宅で受けられるPG検査です。

PG検査は、睡眠中の呼吸の状態を確認するための簡易検査です。
入院して大がかりに行うものではなく、専用の機器を使って、いつもの寝室で測定できるのが大きな特徴です。
普段の睡眠環境で検査できるため、入院検査に不安がある方でも受けやすい検査です。

PG検査とは?

PG検査(簡易睡眠検査)は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の有無や可能性を調べるために行われる代表的な在宅検査のひとつです。
眠っている間の呼吸や酸素の状態を確認し、無呼吸や低呼吸の疑いがないかをみていきます。
検査というと難しく聞こえるかもしれませんが、患者さんにとっては「自宅で眠っている間に必要なデータを取る検査」と考えていただくとわかりやすいかもしれません。

この検査では、血液中の酸素の状態(酸素飽和度)、呼吸の状態、脈拍数、体の動き、いびき、寝るときの姿勢などを確認します。
言葉だけ見ると専門的ですが、要するに「眠っている間にきちんと呼吸できているか」「息が浅くなったり止まったりしていないか」を確認するための情報です。
日中の眠気やいびきが気になる方にとって、睡眠中の状態を知る大切な手がかりになります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)が気になる方に、なぜPG検査が役立つの?

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に呼吸が止まったり、浅くなったりする病気です。
そのため、ご本人は「よく眠れなかった理由」に気づきにくくても、朝のだるさや日中の眠気、集中しにくさとしてあらわれることがあります。
また、ご家族から「いびきがひどい」「寝ているときに呼吸が止まっていた」と言われて、はじめて気づくケースもあります。

ただ、こうした症状だけで判断することは難しく、睡眠中の状態を確認するために検査が行われます。
そこで役立つのがPG検査です。まずは睡眠中の呼吸の状態を確認することで、必要に応じてその後の詳しい検査や、医療機関での治療方針の検討につなげることができます。

PG検査は自宅でどう進む?

まずは、いびきや日中の眠気などの気になる症状を医師に相談し、必要に応じて医療機関から検査の依頼が行われます。
その後、検査説明や検査機器セットの受け取りについて案内があり、準備が整ったらご自宅で検査を行います。

検査が終わったあとは、宅配便を使って機器を返却します。
データの解析後、結果は医療機関へ送られ、最終的な説明は医療機関で受けることになります。

PG検査では、どんなふうに機器をつけるの?

PG検査では、鼻カニューレや指センサーなどの機器を装着し、機種によっては胸ベルトなどを使用して睡眠中の状態を確認します。
言葉だけ聞くと少し難しそうですが、やること自体は順番に沿って進めれば大丈夫です。胸ベルトをつけて、鼻にカニューレをセットし、指センサーを装着して、ずれないように固定し、最後に電源を入れる、という流れです。

装着するときに覚えておきたいこと

PG検査では、より正確に測定するため、十分な装着時間が推奨されています。また、夜中に目が覚めた場合でも、基本的には検査を継続します。
詳しくは、医療機関や機器説明書の案内に従ってください。朝起きたら、医療機関や機器説明書の案内に従って検査を終了し、機器を取り外して返却の準備をします。

PG検査とPSG検査はどう違うの?

PG検査は、呼吸や酸素の状態を中心に確認する簡易検査です。
一方でPSG検査は、呼吸の状態に加えて、脳波、眼球運動、おとがい筋の筋電図なども測定し、睡眠の深さや質まで詳しくみる精密検査です。

患者さんの立場で考えると、PG検査は「まず状態を確認するための入口」、PSG検査は「より詳しく調べるための検査」と考えるとイメージしやすいかもしれません。
まずPGで睡眠中の呼吸の状態を確認し、その結果や症状に応じて、必要であればさらに詳しい検査へ進むことがあります。
最初から違いを細かく覚えなくても、“まずは簡易検査から始まる”と知っておくだけで十分です。

PG検査を受ける前に、不安に思いやすいこと

患者さんから見て、いちばん気になるのは「自分でちゃんとできるかな」という点ではないでしょうか。
とくにはじめて機器を使うときは、装着方法や寝ている間に外れないかなど、不安が出てきやすいものです。
でも、在宅検査はその不安もふまえて、ガイドや案内に沿って進めやすい形になっています。

もうひとつ多いのが、「病院に泊まらなくて大丈夫なの?」という不安です。
PG検査は、普段の睡眠環境で呼吸状態を確認できるのが特徴です。自宅で眠れる安心感があるからこそ、検査そのもののハードルを下げやすい面があります。
もちろん、より詳しい評価が必要な場合には別の検査が検討されることもありますが、最初の確認を自宅で始められるのは大きな利点です。

こんな方は、一度医療機関に相談を

大きないびきを指摘されたことがある方、寝ている間に呼吸が止まっていると言われたことがある方、朝起きても疲れが取れない方、日中の強い眠気やだるさが続く方は、一度医療機関で相談してみると安心です。
SASは、高血圧や糖尿病などの生活習慣病との関連が報告されているため、気になる症状がある場合は早めの相談が大切です。

「検査」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、PG検査は自宅で受けられる、はじめの確認のための検査です。
眠りのことで気になることがある方は、まずは医療機関へ相談してみてください。

まとめ

PG検査は、睡眠時無呼吸症候群の可能性を調べるための、自宅で受けられる簡易検査です。
睡眠中の呼吸や酸素の状態、いびき、体の動きなどを確認し、必要に応じてその後の詳しい検査や治療方針の検討につなげていきます。

ご自宅で検査できること、医療機関と連携しながら進められることは、PG検査の大きな特徴です。
いびきや眠気が気になっている方にとって、睡眠の状態を知る第一歩として考えやすい検査といえるでしょう。

参考文献

  • 日本呼吸器学会(市民向け解説)
    https://www.jrs.or.jp/citizen/disease/i/i-05.html
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット
    https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/heart/yk-026.html
  • 厚生労働省 睡眠ガイド2023
    https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf

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